大切な友人から恋愛相談を受けたならば、相手の力になってあげたい。
そんな時に失敗しない相談の受け方をお伝えします。
人が人を好きになるとき、恋の悩みは誰にでも湧き上がります。
皆さん自身が恋の悩みを誰かに打ち明けたい、と思う時、誰に相談しますか？
多くの人は親しい友人に相談します。
では、その友人が恋の悩みを抱えた時、誰に相談するでしょうか。
きっと、あなたに恋の悩みを打ち明ける事でしょう。
その時にあなたはどのような行動を取るべきでしょうか。
それは「とにかく良き聞き手になる事」です。
俗に言う「傾聴力」。
これをフルパワーで発揮させる必要があります。
そして「傾聴力」は下記の４つを行う事で発揮することが出来ます。
話を遮らず良し悪しを判断しない
適度に相槌を打つ
時々、相手の話を要約し「それって～ってこと？」と確認する
簡単に返せるような質問を適度に聞く
詳しく見ていきましょう。
話を遮らず良し悪しを判断しない
そもそも相談とは相手が話したい事があるから行います。
話したい！聞いてほしい！
そういう人の話を遮ると不愉快になってしまうのは当然です。
相手の想いに寄り添ってあげる事で、相手は安心を覚えます。
相談を受ける中で、とても論理的な思考で考えているとは思えない事だってあるでしょう。
そんな時でも、あなたの考えで良し悪しを判断してはいけません。
「私は○○だと思うな～」
これはNGです。
あなたは聞き手です。
相手の想いを聞き出すのに徹底してください。
相手が話を聞いてほしいと言ってきたからには、ずっと相手のターンです。
仏の心で寄り添ってあげてください。
適度に相槌を打つ
聞き手に徹するといっても、本当に仏像の様に黙って聞いているだけじゃ
「本当に聞いてるの！？」
と怒られるのは必定です。
そうならないためにも、適度に相槌を打つことで相手に「話を聞いてもらえている」という安心感を与える事が出来ます。
かといって、過剰に行うのはいけません。
あくまで「適度」に行ってください。
例えば、相手の言葉の区切りに入れたり、同意を求めたり、こちらを見たりしたときに相槌を打つのが効果的です。
「うん」「そうだよね」「わかる」
決して「いや私は～」と否定したり自分の意見を言ってはいけません。
あなたのターンはありません。
相手の話を要約し「それって～ってこと？」と確認する
とは言え、ずっと相槌だけしていても、
「本当に聞いてるの！？」
と怒られるのは必定です。（２回目）
時には「それって～ってことかな？」と要約した内容を確認しましょう。
相手の話や気持ちを分かりやすくまとめてあげる事で、相手の気持ちの整理を手助けすることが出来ます。
違う言葉で自分の気持ちが返ってくることで、相手は「この人はちゃんと自分の話を聞いてくれている」と信頼を寄せることが出来ます。
「それって～ってことかな？」と聞いた時、「そうだ」と言われたら、数秒間黙ってまた相手が話し出すのを待ってください。
相手の気持ちの整理がついて、話すことで安心感を得ることが出来ます。
簡単に返せるような質問を適度に聞く
例えば、相手の好きなところとか、着ていた服装とか、話していた場所など。
相手の話を引き出し、気持ちの整理を手助けしてあげてください。
決して「私なら～」と自分の考えを出してはいけません。
あなたは優れた聞き手です。
あなたのターンはありません。
私の好きな論語の一説に「度の過ぎる忠言は友から疎まれる」とあります。
相手の思いやるのならば、やはり相手を主軸に据えなければなりません。
ひとまずは相手の心に寄り添って、その真意を明らかにする手伝いに徹しましょう。
そうすることで相談相手は自分を正しく見つめる事ができます。
同時に、あなたという人物をより信頼することになります。
