健康

私がオートミールを食べる3つの理由

先日オートミールを軽く紹介しましたが、改めて、どうして私がオートミールに惹かれたのかその理由を話そうと思います。

 

まず、私がオートミールを食べようと思った理由の一つにダイエットがあります。1年前の私は体脂肪率が27%ほどあり、肥満体系となっていました。

このままではデブまっしぐら。30歳を超えて体重も落ちにくくなる中、何もしないでいるのは危険だと思い、一念発起してダイエットをスタートさせました。

 

始めのうちは食事制限を行い、単純に食べず、そして運動をするという日々を送っていました。そうすると、当然ながら体重は落ちていき20%を切るようになりました。

 

しかしながら、ジムの体組成計で自身の体のチェックを行うと、体重の低下は止まり、体脂肪率も落ちなくなるという俗にいう「停滞期」へと突入したのです。

 

この停滞期がめちゃくちゃ強敵で、ぶっちゃけ現在も戦っています。

 

さて、体組成計の話に戻るのですが、これで自身の基礎代謝を測っていたところ、体重や体脂肪率はあまり変わらないのに、基礎代謝が少しずつ落ち込んでいきました。

 

基礎代謝とは生活するうえで自然と消費するエネルギー量のことです。

基礎代謝を上げる方法は様々ですが、下がる理由は3つほどに分けられます。

 

1加齢による落ち込み

2筋肉量の減少による落ち込み

3不規則な食事による落ち込み

 

1と2はわかりますよね。燃料を消費する肉体そのものが衰えることによって、基礎代謝が下がるという事です。

 

3はどういう事かというと、皆さんは食事をした際に身体がポカポカと温かくなった経験はありますか? これは単純に温かい食べ物を食べたからというわけではありません。食事誘発性熱産生という、食事をとるという行為そのものがエネルギーを使うという機能が働くためです。内臓が一生懸命消化のためにエネルギーを燃やし、体温を上昇させるのです。

 

この食事誘発性熱産生は、基礎代謝のうち10%を占めていると言われています。

 

「なんだよたった10%かよ」

 

そう思いますか?

でも考えてみてください。食べるだけで10%消費してくれるんですよ?

 

毎日筋トレしろだとか、ジョギング何キロ走れだとかじゃないんです。

「食事という行為」が10%の基礎代謝を生み出してくれるんです。

 

とは言え、何でもかんでも食べてOKというわけではありません。

避けるべき食材だってもちろんあります。

何を食べるのか、何を避けるのか、それが重要となります。

 

そうした中で、私が避けた食材が「白米」と「食パン」です。

 

私の朝ご飯は小さいころから決まって、白米か食パンを食べていました。

成長期は別に良いのです。取った栄養がそのまま身体を作ってくれるから。

 

しかし、成長が止まって久しいアラサーの肉体に、毎朝の白米・食パンは合わなくなってしまいました。炭水化物の摂取量が多いわりに、食物繊維やたんぱく質が足りてないのです。

 

ここで一つ目の理由が出てきます。

私がオートミールを食べる理由。

 

1栄養が豊富

ここでオートミールと白米の栄養素を比べてみましょう。

出典:日本食品標準成分表2015年版(七訂)

https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu3/houkoku/1298713.htm

食品名 単位 オートミール 白米(うるち米)
廃 棄 率 % 0 0
エネルギー(kcal) kcal/100 g 380 358
エネルギー(kJ) kJ/100 g 1590 1498
水 分 g/100 g 10 14.9
たんぱく質 g/100 g 13.7 6.1
アミノ酸組成によるたんぱく質 g/100 g 12 5.2
脂 質 g/100 g 5.7 0.9
トリアシルグリセロール当量 g/100 g -5.1 0.8
飽和脂肪酸 g/100 g -0.94 0.29
一価不飽和脂肪酸 g/100 g -1.8 0.21
多価不飽和脂肪酸 g/100 g -2.09 0.31
炭水化物 g/100 g 69.1 77.6
利用可能炭水化物(単糖当量) g/100 g 63.1 83.1
水溶性食物繊維 g/100 g 3.2 Tr
不溶性食物繊維 g/100 g 6.2 0.5
食物繊維総量 g/100 g 9.4 0.5

 

ここで注目して欲しいのは、タンパク質と炭水化物、そして食物繊維の数値です。

オートミールの方が白米よりも、タンパク質を多く得られ、炭水化物を抑えることが出来る。そして、白米では得られない水溶性食物繊維が豊富。

 

タンパク質は筋肉を作るのに必須で、食物繊維は腸内環境を改善してくれます。

つまりオートミールを食べる事で、エネルギーを使う筋肉の成長を手助けし、消化を頑張ってくれる腸内をメンテナンスしてくれるのです。

 

また、オートミールは代表的な低GI食品として有名です。

GIとはグライセミック・インデックス(Glycemic Index)の略で、このGI値が低いほど食後の血糖値が上昇しにくいと言われています。

 

なぜ、食後の血糖値が上昇しにくいのが良いのか。

 

血糖値の上昇はインスリンというホルモンが分泌されることで引き起こされます。

インスリンは簡単に言うと、栄養素を貯蔵するよう細胞に働きかける作用があります。

そしてこの栄養素は脂肪として蓄積されてしまうのです。

 

オートミールは糖質が少ないためインスリンの分泌量が少なく、かつ、食物繊維が豊富なため吸収自体を抑制してくれます。

 

つまるところ、低GI食品というのは、それ単体では脂肪を貯蔵させにくい食材という事です。

 

痩せたいならば、まずは脂肪を貯めるな。そういうことですね。

 

2価格が安い

次の理由としては何といっても安いことです。

私のお気に入りはこれですね

 

QUAKER OATS クエーカー オールドファッションオートミール4.52kg 2.26kgX2パック入

Amazonで4.5キロのオートミールが2300円ほどで買えます。

私は毎朝40gのオートミールを牛乳で温めて食べています。

 

1食あたりで計算すると約60円で、3か月分これで賄えます。

 

コンビニで朝食を取ろうと思ったら、おにぎりと飲み物だけで200円は超えてしまいますよね。

 

物足りない人はチョイ足しで、ナッツやカカオの純度が高いチョコなどがおススメです。

それでも価格的には230円ほどとなります。

 

3単純に味が好き

 

これには賛否があるかと思いますが、私は好きですね。

 

淡白な風味は強い個性がなく食べやすく、牛乳と一緒に温める事で牛乳の甘みを吸ってむしろ美味しいと思います。

 

私はいつも40gのオートミールに150~200mlくらいの牛乳をかけて、レンジで1分30秒ほど温めます。そうすると、牛乳がちょうどいい温かさで、オートミールも硬すぎず柔らかすぎず、ちょうどいい塩梅の触感となります。

 

ちょっと味が淡白すぎるなという人は、ビターチョコを少し齧るといい感じですよ。素焼きのナッツがあれば最高です。一緒にプロテインがあれば筋肉は泣いて喜ぶでしょう。

 

オートミールを食べたことがない人が、ネットで検索して出てくるのは「オートミールは不味い」「べちゃべちゃして美味しくない」などあります。

 

まあ、これに関しては食べ物ですから、当然好き嫌いはありますよね。

もし自分に合わなかったらもったいないし……。

そう思うのも当然です。

 

そういう人は少量からもありますので、ちょっと試すというのもアリだと思います。

 

オーガニック オートミール 300g

もちろん、ご近所のスーパーなどにも売っているでしょうから、ちょっと探してみてください。

 

朝食を取る・取らないはどちらが健康に良いのか。

これは諸説あります。

昨今では取らない方が健康的という声が大きくなってきている様に思います。

 

私はどちらを選択しても良いと思いますが、注意点が一つ。

 

取るならしっかり取る。取らないなら中途半端に取らない。

 

中途半端な摂取は食欲を増大させます。食べるなら食べる。食べないなら食べない。自分に合った朝の過ごし方を習慣づける事が何より大切です。

 

その中で、朝食を取るという人は、ご飯とパンの選択肢に、オートミールを追加してみてください。

 

もしかしたら、良い変化が訪れるかもしれませんよ。