雑記

後悔しない買い物の考え方 目的と手段の捉え方について

皆さんは買い物で後悔したことはありますか?

今回の記事は生活の中で、買い物で後悔したことがある人に、ちょっとしたコツをお伝えしたいと思います。

 

例えば、OLのA子は健康・ダイエットのために、手軽に野菜を取れるよう、今流行りのスムージーを飲もうと思い、スムージーミキサーを買った。しかし、数回使ったらスムージーを作るのが意外と面倒で使わなくなってしまった。現在では戸棚の奥に仕舞われて半年に一度も使われない。

 

こんな経験、誰しもあるのではないのでしょうか?

なんか良いと思って買ってみたけれど、ちょっと違ったなぁ、なんて品は部屋を見渡せば一つ二つ出てくるものです。

 

では、どうして買う時にはこれだ!と思って買うのに、購入後に後悔するのでしょうか。

 

それは購入した品が目的と合致していないからです。

 

先の例を参考に見てみましょう。

 

OLのA子はいったい何のためにスムージーミキサーを買ったのでしょうか?

スムージーを飲むため? 野菜を手軽に取るため?

 

本当は「健康・ダイエット」のためです。

 

A子の目的は健康・ダイエットを意識して、自分の生活を良くしようという事でした。

「毎日スムージーが飲みたい」が目的ではないのです。

 

彼女の目的はあくまで「健康・ダイエット」のため。

この目的を達成するのに最適な手段として、スムージーミキサーは適切ではなかったのです。

 

スムージーが飲みたいならば、すでに完成品として出ているものを買った方が楽です。

野菜を取りたいならサラダなど、食事の中で簡単に摂取することも可能です。

 

スムージーミキサーを買って本当に満足する人は、「スムージーが好きで自分でこだわりのスムージーを作りたい」という目的を持っている人が合致します。

 

A子はそこまでの目的は持っていませんでした。

 

彼女の目的はあくまで「健康・ダイエット」だからです。

これはどうにも漠然としていて、つかみどころがない目的です。

 

この目的を解決するためには、彼女自身がもっと自分を見つめ目的を深堀りしなくてはなりません。

 

その為には、自身のおかれている環境、得意不得意を探る必要があります。

 

例えば、A子はOLです。住まいは都内在住で近くにスポーツジムがあります。学生の頃は運動部に所属していました。こういう属性であるならば、「健康・ダイエット」という目的に適している手段としては「スポーツジムに通う」が挙げられます。

 

スムージーミキサーを買うよりも、スポーツジムに通う方がA子にとっては満足度が高くなりますね。

 

もしA子が家庭を築き子どもが出来た時、「子どもに美味しく野菜を取って欲しい」という、目的ができたとします。そうした時にスムージーミキサーはA子にとって目的を解消するのに適した手段として、真価を発揮するかもしれませんね。

 

満足いく買い物とは、本当の目的を満たす事です。

何のために物を買うのか。それをしっかりと内観する必要があります。

 

おススメの方法としては、自分の中の目的をノートに書きだす事です。

 

自分の考えや目的などを書き起こすことで、思考の整理ができ、自分の考えを客観視することが出来ます。「ああ、自分はこういう風に考えていたのか」と気づきを得る事も少なくありません。

 

それに応じて、自身の環境を書き起こすことも重要です。

 

仕事の時間、趣味の時間、就寝の時間、何をしているとき心休まるのか。自分の生活の中で、一番自分が満たされる瞬間はどこにあるのか。何に重きをおいているのか。そうしたことが文字に書き起こす中でブラッシュアップされていき、自分の中で大きく形作られていきます。

 

そうして出来上がった目的に対して、一番満足のいく手段を見つけるのです。その手段が最適であれば、支払った金額が高くても安くても最大の満足を得られるはずです。

 

大事なのは目的です。それをしっかりと見つめる事で、きっと後悔しない買い物ができる事でしょう。